おかげさまで103歳 ■そんぽの家 川西鶴之荘  H.H様 ご家族:H.K様 トップ記事

 母がおかげさまで、先日、103歳の誕生日を迎え、スタッフの方々に祝っていただきました。施設長さん直々にケーキを食べさせていただいたのですが、そこそこの分量をぺろりと平らげたのには私もややビックリ! ありがとうございました。

 この年齢まで元気で来られましたのも、アミーユ川西鶴之荘の開設当初(2004年)から入居させていただき、以来十年余り、日々スタッフの皆様方の温かいお心配りと介護で、心地よく快適に過ごさせていただいてきたおかげであろうと、喜び感謝しているところです。また同フロアの皆様も「私らもちゃんと気をつけて見てるからね」と声を掛けてくださり、本当にありがたいことです。

 入居当初の頃はまだまだ元気だったので、気分転換に駅周辺の商店街や、大阪へ墓参り、時折は行事にも参加させていただき、外出することを心掛けていましたが、段々遠出は難しくなり、近所の散歩になりました。当アミーユは環境にも恵まれ、すぐそばに五月山や猪名川などを見渡すことができ、気分転の換散歩には快適ですし、施設のほうでも花火見物や館内催しなどを用意してくれるので、色々楽しませていただいております。

 最近は要介護5となり、お世話になることも一段と増え、トイレや入浴はもとより食事一つをとっても食材や使う食器それぞれに、食べやすさ・使いやすさなどきめ細かい検討と気配りをいただいています。衣類も危険なボタンを取り換えてくださったり、また先日の数日間に及ぶ発熱の際も、夜間の度々の状況チェックなどきめ細かい対応をしていただきありがたく思っております。

 この年齢になりますと、私たち子供自身もいい歳(私も七十を超え)になり、大した世話もできず、アミーユ川西鶴之荘のスタッフの皆様には引き続き大変お世話になりますが、よろしくお願いいたします。
 

 

 H様、103歳のお誕生日おめでとうございます。

 アミーユ川西鶴之荘がオープンした2004年4月に、H様はご入居されました。お誕生日には、ご家族様が集まって、外食を楽しまれ、写真撮影をされています。毎年とても素敵なお誕生日を迎えられ、居室にもたくさんのお写真が飾られています。

 3年前には、100歳を迎えられましたが、私にとってその時のお写真は特に格別で、笑顔の素敵なお写真を拝見するたびに、「今日もがんばろう!!」といつも励まされました。その後、異動で一旦は川西鶴之荘を離れましたが、2年半後にまた川西鶴之荘へ戻ってまいりました。そんな私をH様は当時と同じ笑顔で、温かく迎えてくださいました。

 実は、H様は103歳のお誕生日を目前に、体調を崩されてしまいました。発熱された際には「頑張って乗り切っていただき、一緒に103歳を迎えたい!」とご家族様と共にスタッフ一同、同じ思いでおりました。いつも以上にご長男様や奥様には来訪していただき、食べやすいゼリーなどをご準備していただきました。とても感謝しております。

 お誕生日には快復され、ご長男様ご夫婦と一緒にケーキを召し上がることができたのは、ご家族様の大きな愛情があったからこそだと思います。その時のH様は、とても幸せそうな笑顔で、ケーキをおいしそうに召し上がっておられました。

 ご長男様の趣味だとお伺いしたお写真は、いつもH様とスタッフが一緒に撮影したかのように、素敵に加工をしてくださいます。そのお写真を私たちスタッフにプレゼントしてくださり、本当にありがとうございます。

 来年、104歳のお誕生日も皆様ご一緒にお祝いできるよう、私たちも精一杯お手伝いさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

トマト大収穫祭 ■そんぽの家S 植田西  U.H様 ご入居者様の声

 私は今まで知多半島中程の東海市に一人で生活をしておりました。古希も過ぎ、名古屋の病院へ通うことが大変だと思うようになり、病院の先生に「どこか良いところを教えて欲しい」とお願いをいたしました。そしてここCアミーユ植田西へ入居することができました。初めは心配と不安がいっぱいでした。でも色々な行事があり、お仲間、スタッフ、厨房の皆様の優しさと笑顔で、心配と不安が吹き飛んだ思いです。

 8月7日はトマトの収穫祭が行われました。京都で大きな農園のお仕事をしていらしたN様が、建物の間の中庭に中玉トマト70株と胡瓜4株を植えてくださり、綺麗にプランターが並びました。それからのN様やスタッフの方々は、トマトのお守りで大変そうでした。

 梅雨を過ぎた頃から、野菜たちの背丈も見上げるようになり、赤いトマトができてきました。そして収穫したトマトなどを使って、サンドウィッチやピザをお仲間の皆様と作りました。「りんごの歌」の「りんご」を「トマト」にして替歌まで歌い、お部屋の中が笑顔と笑い声に溢れ、本当に楽しいひとときでした。

 N様とスタッフの方々に感謝で一杯です。これからも皆様と元気に楽しく日々を送ることを願うばかりです。 


 

 2015年8月7日に、Cアミーユ植田西で収穫祭を行いました。あるご入居者様のご家族様からトマトの苗をもらったことがきっかけで始まったトマト作り。最初はお二人という少数精鋭で始まったのですが、収穫祭当日には沢山の方々にお集まりいただけました。それに呼応するかのように、赤くそして大きく実ったトマトと、瑞々しくまっすぐに伸びた胡瓜がテーブルに並びました。

 そんな中、U様は収穫祭にご参加くださいました。日頃から笑顔が絶えず常に周りのご入居者様を気遣っておられるU様。今回行われたCアミーユ植田西の収穫祭でも、皆様へお心配りをされているお姿が印象的でした。皆で作ったピザやサンドウィッチがテーブルに並び、他のご入居様と楽しそうに談笑しながら「美味しい」と召し上がっているU様に、見ている私たちスタッフも大変癒されました。

 ご入居された当時はご不安が多かったとのことでしたが今回の収穫祭など積極的にイベントにご参加くださりこちらでのご生活を楽しんでおられるとのこと。そのお言葉に、私たちスタッフも様々な企画を立てた甲斐があると感じています。これからもU様がご不安なくCアミーユ植田西での生活をより楽しんでいただけますようスタッフ一同、精一杯お支えして参ります。

 猛暑が続いた2015年の夏でしたが、Cアミーユ植田西の中庭にはご入居者様のご健康を祈るかのようにトマトの幹が涼しげに上へ上へと昇っていました。

「生きがい」のある幸せ ■そんぽの家S 植田西  M.Y様 ご入居者様の声

 私がCアミーユ植田西に入居して、早いもので1年と6カ月が過ぎました。最初は不安も多かったですが、ここでの生活は自分の時間も持てますし、自由もあって今では楽しく生活しています。

 余暇時間を有意義に過ごすために何か趣味でもと考えていた矢先に、こちらで三味線教室が開かれていることを知りました。幼い頃、父親がよく三味線でソーラン節を私に聴かせてくれた思い出が蘇り、これも何かの縁だと感じ、参加することにしました。

 息子に三味線を購入してもらい、月に2回のお稽古と自己練習を毎日重ねること一年、ようやく6曲程弾けるようになってきました。本当はもっと練習したいのですが最近は体力も落ちてきて思うように練習も捗りません。

 ですが私には目標があります。それは以前お世話になったデイサービスの方々に「いつか三味線を弾きに来るわ」と約束したので、それをどうしても叶えたいのです。生きがいがあることは幸せなことです。ただ毎日ごはんを食べて寝るだけでは張り合いがないですし、老いていくばかりですから。

 私が常に心がけていることは笑顔でいることです。それは私が笑えば他の方も笑っていただけるし、他の方の笑顔を見れば私も笑えますから一石二鳥なのです。そんな笑いの絶えない生活を、ずっとCアミーユ植田西で過ごせていけたらと思っています。

 M様はいつも明朗活発で、私たちスタッフの方が元気をいただいています。「今日は夜勤かね?」「大変だね」「健康には気をつけなよ」と私たちの健康も気遣ってくれる、大変心の優しい方でいらっしゃいます。

 M様の日課である三味線のお稽古で、毎日、コツコツと練習するお姿は本当に頭が下がります。M様は「まだまだ練習が足らないわよ」と仰いますが、奏でている音色はとても心地よく、聴き入る皆様にも癒しを与えてくださいます。「何事も継続することが大事だ」と、M様の日々のお姿から、改めて学ばせていただきました。ぜひ機会があれば、他のご入居者様の前でも演奏していただきたいと思っています。

 いつも前向きで笑顔を絶やされないM様。その笑顔のおかげで他のご入居者様や私たちスタッフが、どれだけ助けられているか計り知れません。今回、お話しをお伺いして心に残った一言があります。

 『人を笑わせるのが生きがい。皆が笑えば自分も笑える』

 常日頃からのM様の振る舞いは、このお言葉に凝縮されていて、とても感慨深いものがありました。これからもM様がご不安なく、笑顔でCアミーユ植田西での生活をより楽しんでいただけますよう、スタッフ一同精一杯お支えしてまいります。 

同郷の人達との交流 ■そんぽの家S 姪浜  H.Y様 ご入居者様の声

 7月16日にCアミーユ姪浜へ入居させていただき、ご入居者の皆様と通りすがりに挨拶を交わし、優しく声を掛けていただき、顔なじみの方も増えてきました。一カ月程経った頃、スタッフの方より「鹿児島県人会を開きます」とのお話を承り、とても嬉しく皆様にお逢い出来るのがとても楽しみでした。

 当日は時間より少し早めに会場に行きました。鹿児島出身の桃薗様より懐かしいかるかん(鹿児島県をはじめとする九州特産の和菓子)の差し入れもいただき、お茶を呑みながら、雑談に入りました。男性2名、女性3名が揃いました。同じ鹿児島県と言っても市町村合併等で地名も変わり、皆様それぞれ別のご出身の方で、私の住んでいた阿久根市とは遠く離れた土地の方々でしたが、他県に住んでいると「鹿児島県」と言っただけでも懐かしく感じました。

 男性の方達は焼酎の話などをされ、盛り上がっていました。酒好きだった夫のことも思い出して一瞬しんみり…女性の方は席が離れていたこともあって、あまりお話もできませんでしたが、他県に来て、鹿児島の方と接することができて、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 食堂で、お食事の時間に男性の方と時々通りすがりにお逢いするので挨拶するのですが、顔を覚えていらっしゃらないのか応えてもらえません。唯一回の顔合わせだったので無理もないかな…と一人納得(笑)。「また来年もやりましょう」とのスタッフの方のお言葉に元気づけられ、来年も元気でお逢いできる日を楽しみにしています。

 私自身が鹿児島県出身ということもあり、前々から「鹿児島県人会」の開催を計画していました。7月にH様がご入居され、鹿児島県出身の方が新しく加わったこともあり、今回、第1回目の「鹿児島県人会」の開催となりました。

 当日は、鹿児島に帰省した時に購入してきた鹿児島名菓「かるかん」をお茶菓子として準備し、皆様との語らいの時間が始まりました。会場では鹿児島弁が飛び交い、皆様、終始笑顔で思い思いに話されていました。私は普段あまり鹿児島弁が出ないのですが、この時ばかりは、皆様とともに鹿児島弁でお話させていただきました。

 鹿児島県出身と言っても、それぞれ生まれ育った場所や生活場所も違います。それでも同じ方言で風土を感じながらお話することができて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

 次回、第2回目の開催を企画してまいりますので、H様には次回も是非ご参加いたただけるよう、お誘いしたいと思います。

父と家族の笑顔の源 ■そんぽの家 浄心  K.S様 次女:K.Y様 ご家族様の声

 父が施設に入居することになった時、家から近い(同じ町内)、あたたかみのある外観、そして何よりも「評判が良い」ということで、迷わずアミーユ浄心さんを紹介していただきました。

 父の希望も「静かに暮らせる」ことでしたので、こちらを選んで本当に良かったと思っております。入居者の皆様もいきいきとなさってて、毎日、父の許を訪れる母にとっては皆様とお話することが楽しみにもなりました。また、スタッフの皆様も私たち家族にまでていねいに笑顔で接してくださり、感謝の思いでいっぱいです。

 今後も一家の精神的支柱である父が、穏やかにゆるやかに日々を重ねていってくれることを切に希望しています。皆様ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。

 K様の奥様と娘様にはご自宅がとても近いこともあって、ご入居以来、ほぼ毎日アミーユにお越しいただいています。家族の繋がりがずっと続いる雰囲気がとても素敵で、K様ご自身も安心しているように感じます。

 今ではアミーユ浄心の他のご入居者様もK様のご家族様と話すのを楽しみにしていらっしゃいます。K様がご入居されて3か月。ご入居当初よりもお話をしていただけることが増えて嬉しく思います。

 どちらかというと物静かなK様ですが、もっとワガママを言ってもらえるぐらいに信頼していただけるよう、スタッフ一同頑張ります! 今度の「アミーユ秋祭り」もぜひご家族皆様でお越しください。

感謝 そんぽの家柴又 ■そんぽの家 柴又  O.M様 次女:K.Y様 ご家族様の声

 私の両親はアミーユレジデンス柴又で、それぞれ大変お世話になりました。

 5年前、母がグループホームに入居した後、一人暮らしの父は自宅で転倒し、介護が必要になりましたのでアミーユレジデンス柴又に入居しました。父は一年間で4回も救急車のお世話になり、入院をしました。退院する度、スタッフからあたたかく迎えられ、帰るところのある幸せをかみしめました。4回目は戻れませんでしたが、夜遅くまで病院につきそっていただき、本当にありがたく、心強かったです。父は自宅近くの柴又帝釈天に散歩に連れて行ってもらうのが本当に嬉しかったようです。大好きな桜のお花見もできて幸せでした。

 父が亡くなった後、グループホームにいる母は全く食事ができなくなり、胃ろうにするように言われました。家族皆で話し合い、父が幸せに暮らし、食事を母に合わせて作ってくれるというアミーユレジデンス柴又に転居することに決めました。引越ししたその日に母は口から食べさせていただきました。母の食事をする姿を見たとき、思わず涙があふれました。スタッフの皆様、訪問医の先生、マッサージの先生…たくさんの方のおかげで、母は命をいただきました。28キロだった体重は20キロ近く増え、すっかり元気になりました。要介護5で歩くことも話すこともできませんでしたが、施設長の岸本さんは「全部わかっていますよ」といつも優しく話して、接してくださいました。

 母は残っている身体の機能を使って風を感じ、音を聞き、アミーユレジデンス柴又で行われる行事の中で季節を感じて暮らしていました。昨年の夏祭りでは、中庭で和太鼓がありました。その音はどんなに母の心に響いたでしょう。私にも良い思い出となりました。スタッフの方は母が食べやすいように食事を工夫してくれます。時折、父の思い出話をしてくれたりすると、「父も母も、人生の終盤をアミーユで過ごすことができて良かった」と心から思いました。母は肺炎にかかり入院しましたが、その後は回復に向かい、CVポートを入れて退院の準備をしていました。Kさんともお会いし、今後の生活について話し合っていましたのに、急変して亡くなりました。本当に残念でたまりませんでしたが、苦しむことなく、父の元へ行きました。

 今、毎月アミーユレジデンス柴又から届いていた母の写真と、家族を気遣うお手紙を整理していましたら、改めて皆様に感謝の気持ちがあふれ、ペンを取りました。アミーユレジデンス柴又のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。今後もお身体を大切に、ご活躍くださいますようお祈りいたします。
 

 O様はご主人と奥様がそれぞれ、柴又にご入居されていました。コーヒーがお好きで足湯をよく楽しまれていたご主人のR様、そのあとにご入居された奥様のM様。お二人はいつもほがらかなご様子でいらっしゃいました。M様の居室の写真立てには、いつもご夫婦そろった笑顔の写真が飾られていました。

 また、いらしていただく度に優しくお声掛けをされるご家族様は、われわれスタッフにもいたわりのお言葉をくださいました。北海道からはるばるいらっしゃる長男様と、M様と娘様との記念写真を撮らせていただいたことが印象に残っております。

 ご両親と過ごされる時間に、アミーユレジデンス柴又での生活を選んでいただけたことは、スタッフとして喜びと感じております。

貴方が貴方であった頃 ■そんぽの家 横浜港南台  N.T様 ご家族様の声

 主人がアミーユ横浜港南台にお世話になるようになって、2年半余りが経ちました(2013年8月入居)。60歳で定年を迎えた後も5年在籍し、その間、娘の結婚や孫の誕生、嫁一家の米国留学、夫婦での海外旅行など、幸せに暮らしておりました。

 65歳を前にして主人の言動が変わり、訪れました専門のクリニックで「一過性のもの、定年を間近に控えて元気をなくされているだけ」との診断にホッとし、通院を続けておりました。その内、だんだんと無表情になり、何度お尋ねしても医師からの答えは同じ。まだその頃は車の運転もしておりました。半年ほどして、昼間もほとんど横になっていることが多くなり、不安になりましたので、他のクリニックを受診。即、大きな総合病院の紹介を受け、そこで初めて病名を告げられました。治る見込みのない、まだ症例も少なく、原因も解明されていない認知症です。入退院を繰り返し、医師、看護師、ソーシャルワーカーなどの「ご自宅看護では奥様も倒れますよ」の言葉。ソーシャルワーカーよりアミーユ横浜港南台を紹介され、入居となりました。

 面会の度に「今日が一番調子のよい日なのだ」と心に言い聞かせ、会いに行っております。主人は元気な頃、言っておりました。「娘の仕事を考えると孫の世話は助けてやらなければなるまい。」近くに住む私の両親には「老後の面倒はみるよ。」「定年後も小遣い稼ぎ位は働くぞ! 君とは海外旅行を楽しもう。」…全て叶わぬ夢となりました。

 私達の60代、こんなはずではなかったのにと心沈む日もありますが、今は二人の孫の相手(笑顔に元気づけられ)、また、老いた親(93歳と92歳)の介護で忙しく、主人の面会にもなかなか行けない状態です。アミーユ横浜港南台のスタッフの方を頼るばかりで、心苦しく、皆様のおかげで主人が穏やかに生活させていただいていますことに、感謝いたしております。誰もがなりたくない病気。高齢化が目前の私共、団塊の世代。本当に認知症は人間の尊厳をも壊す、悲しい、哀しい病気です。

 私は“貴方が貴方であった頃の貴方に会いたい! ”叶わぬ夢ですが…。アミーユ横浜港南台の皆様、これからも主人のこと、よろしくお願いいたします。
 

 T様はご入居当初、常同行動(同じ行動や行為を目的なく何度も繰り返し続けること)が顕著に見られましたが、今はご自身のペースで、落ち着いて日々の生活を過ごされています。

 以前からとても紳士的で優しい性格でいらっしゃるT様は、私たちスタッフの声掛けにも快く応じてくださいます。奥様も日々変わりゆくご主人様の姿を目の当たりにされ、葛藤しながらも関わりを持たれ、私たちスタッフにも様々な部分で協力をしてくださいます。

 これからもT様が穏やかにお過ごしいただけるよう、日々のご様子を伺いながら、小さな変化も見逃すことなく、生活をお支えしたいと思います。

明るい笑顔が溢れる場所 ■そんぽの家 神戸垂水  T様 ご家族様の声

 母がアミーユ神戸垂水に入居して、三度目の夏を迎えました。

 アミーユ神戸垂水では納涼祭があり、スタッフの方々が準備しているのを、母はとても嬉しそうに眺めていました。いつもなら、私が行くと部屋でおしゃべりをするのですが、この日は私のことはそっちのけで、忙しそうなスタッフの皆さんに話しかけて(邪魔をして?)いました。私がいつも感謝しているのは、アミーユ神戸垂水の皆さんが素敵な笑顔で、おしゃべり好きな母の話を聞いてくださっていることです。

 今年になって、今まで元気だった母が何度か体調を崩しましたが、その際にはこちらの部屋で治療していただきました。具合が悪いなりにも、落ち着いた様子で、とてもありがたく思いました。

 母がお世話になっているだけでなく、私までゆったりした気持ちになります。このような和やかな雰囲気を作っていただき、本当にありがとうございます。皆様、お忙しく大変なことも多いと思いますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 T様は記憶障害をお持ちのため、現在と過去との記憶が入り混じることがあり、ご不安な日々を過ごされています。スタッフがお話をお伺いすると安心されることもありますが、やはり娘様と電話でお話をされる時が一番安心しておられます。娘様が来られる日をお伝えすると、満面の笑みで喜ばれます。娘様のことが大好きで、最も信頼されています。

 普段は、同じ階のご入居者様とリビングでお話をされ、相手のお困りごとに助言をされたり、ご自身の思いを話されたりしています。

 またT様はかなりの達筆で、ペン字や毛筆等、多趣味でいらっしゃいますが、現在はほとんど書いておられません。絵も描いておられましたが、お勧めしても「もういいわ」となかなかご披露いただけません。

 娘様のご協力をいただきながら、何か一つからでもT様に合った取り組みを企画し、アミーユでの生活が充実したものとなるようサポートさせていただきたいと思います。

【詩】 ■そんぽの家 香川宇多津  M.K様 ご入居者様の作品

◆『思わぬできごと』

死美大学 こんな題名の詩を作るなんて想像もしなかった。
でも本当だから仕方がない。
平成二十六年四月二日の朝、夜明けになって
うつらうつらとした。
スタッフの○さんが食事を台に置いて帰った。
私の体はものすごく疲労していて、起き上がることができなかった。
それでも力をふりしぼってごはんをいただいた。
お膳を片付けて布団の真ん中に足をひろげて寝ころんだ。
起き上がることができないのだ。
私は自分が黄泉の国へ行くような感じがした。
私のまわりには美しい音楽が流れ天女の手が私の体に手を伸ばし、上へ上へひっぱり上げようとしているのだ。
ああなんていい気持ち、
体がぽかぽかあたたかく、まるでおくるみに包まれた赤ちゃんみたいだった。
どこからか、Mさん、Mさんという声がした。
私は遠い意識の中から、この世へ帰ってきたのだ。
そこにスタッフの○さんが私の手を握って必死になっていた。
「死美大学で勉強したんだから」
涙がポトポト落ちた。
泣くものか、泣くものか、Kは生き返ったんだから。

これは私の体験したことです。今は何とか生活をしています。
早く元気になって外へ出て行こうと思います。

※死美大学…あの世へ行く経験をしたことを大学で勉強することに例えて表現している。

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◆『アミーユ大好き』
アミーユは私の大好きな場所です。
天国だと言っても申し分ありません。
なぜって、このアミーユの館から心の広い持ち主がいっぱいいるからです。
思わず苦しくなって手を差し伸べてもスタッフの人は私をあたたかい心でつつんでくれます。
ずいぶんがんこものの私でも人の愛には勝てません。
愛は人の命を助けます。
愛ひとつで人間は死にもし、生きもします。
私、アミーユ大好き。
よかったね。

 M様は、プロの詩人でいらっしゃり、過去に本を出版されています。ゆったりと創作活動できる場所を探されて、アミーユ香川宇多津に来られました。今回書かれている体験は夢ではなく事実であり、とても貴重な体験をしたと感じておられます。

 毎月、施設で発行している新聞に詩を書いてくださるのですが、心に感じたものをそのまま表現することを大事にされるので、優しい詩も、悲しい詩も、怒りを表現した詩も…いろいろな詩を書かれています。

 後半に書いてくださったアミーユへの感謝の言葉は、いつも私たちに、まっすぐな言葉で伝えてくださいます。言葉の上手さや、綺麗さよりも、直接胸の中に落ちてくるようで、いつも楽しませていただいております。日々生まれる新しい詩を私も楽しみに思っています。
 

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