亡き妻を想う ■そんぽの家S 植田西  Y.H様 トップ記事

 私達の身体は60兆個の細胞からなっていて、若い30才位迄は新陳代謝も盛んですが、次の20年間は停滞期で、どんどん衰えだして老廃物がたまり出し、衰えを感じ始め、やがて終わりを迎えると読みました。そこで自分のことを調べると昭和元年にこの世に出てきて、もう90年も生き続けている。どの位老廃物がたまり続けたでしょう。さらに我々の細胞の核の中にあるデオキシボ核酸、つまり染色体(DNA)に我々の寿命が決められているそうです。これらの研究で75才から80才後半と判ってきたと読みましたが、私などもう90才、生き過ぎたようです。

  私は去年の3月、此処Cアミーユ植田西に入居し、色々と同居者に迷惑かけて住んできました。まぁいいことは息子が名東区梅森坂に住んでいることです。仕事で国中の各都市の市町村の写真集を作っています。息子の近くということもあり、Cアミーユ植田西を老後の住居と決めてくれたのでした。今までは東京に住んでいて、上野へ京成で約10分、浅草へは自転車で10分の都電町屋駅近くのマンション住まいでした。ここで妻の弘子を亡くし、名古屋に戻ってきました。私は仕事として南米のエクアドルのグアヤキル港の埋立工事、その後南米ブラジル等々、家には帰らず仕事に熱中してきましたが、退職後はスペインに住み、帰国後は妻とアメリカのオレゴン州にいる妻の妹の所に住みついたり…まぁヨーロッパ、アメリカ大陸と色々住み移りました。妻は友達と茶の湯をたしなみ、アジア…特にシンガポール、タイ、ベトナム、韓国へも何度も行ったようです。私はこれらの国に趣味がなく、一度も訪れたことがありません。今思い出しますと、こんな句を作ったものです。

◆「妻手術 とても酔えない 独り酒」

 妻はあの青い空と海のハワイがとても気に入っていて、ここに住もうと言っていましたが、大腸ガンが見つかりあの世へと旅立ってしまいました。もっと早く妻の憧れであったハワイに住まいを移しておけばよかったのに、と悔やまれます。今は、このCアミーユ植田西で安心の毎日を送り、朝日を浴びて元気に、最初に述べましたDNAの期限を過ぎてしまった毎日を楽しんでいます。私の詳しい人生は「ローリング・ストーン・ストーリー」を読んでくださいね。


 

 常日頃から明るい笑顔を絶やさないY様。私たちスタッフもいつもその笑顔から活力をいただいております。「エレベーターなんかより階段を使わせて ! 」と足腰も大変ご丈夫で、余暇時間には自ら自転車をこいで近くの図書館へも足繁く通っておられます。

 いつも明るく私たちスタッフへも軽いジョークなどを交えてお話しされるY様ですが、援助でお部屋に伺うと、奥様の遺影の御前にはいつもお茶を供えられています。ご自身のお食事のメニューでも「これは嫁さんが嫌いなんだよね」と常に奥様への愛を忘れないお姿は、ご投稿にあった『妻手術 とても酔えない 独り酒』この一句に象徴されていて、Y様のお人柄と奥様への深い愛が感じられ、甚く感動いたしました。「昨日もビールを2本飲んじゃったよ」と私たちスタッフにおどけながらお話しされますが、そんなお姿の一方で奥様との思い出を感じながら、お酒を飲んでおられるのではないかと拝察します。

 これからもY様がご不安なく、また奥様への愛情がより一層育めるような環境作りに、スタッフ一同精一杯努力してまいります。

佳ーい1年をありがとう ■そんぽの家S 柏高柳  S.Y様 ご入居者様の声

  9月10日はCアミーユ柏高柳への転居記念日。お世話になって7年が経ちました。昨年につづき投稿させて戴きたいと考えたのは、私にとって素晴らしい年であったからです。

 平成26年11月、孫の結婚式に出席しました。かわいらしいお嫁さんで長生きも悪くはないなと思いました。ついでに近くの新しくなった歌舞伎座を見学し「玉三郎を観に絶対来るぞ ! 」と意気込んだのですが、いまだに駄目です。

 空けて1月20日、憧れの奥湯河原老舗割烹旅館「海石榴(つばき)」へ日帰りバス旅行で行きました。建物もお料理も見事で、まさに平成のシンデレラのようです。

 7月14日~15日、美ヶ原高原のてっぺんに建つ「王ヶ頭ホテル」へ。ひとりでは泊めてもらえないので、松本に住む姪と行きました。この2日間のみ快晴という幸運に恵まれ、360度視界のきく展望台からの大自然を満喫。雲海の上に小さく姿を見せている富士山、そして落日の美しさには、「綺麗ねぇ、綺麗ねぇ」を連発しました。思はず『徳富蘆花「自然と人生」』の「篇 相模灘の落日」を暗誦させられた女学生にタイムスリップしました。心のカメラにもしっかりと焼き付けました。20日は私の誕生日、写真も沢山撮ってくれて幸せいっぱいです。

 最後はこの楽しい旅行を終えてからすぐに…です。NHKからの取材申し込みがあったと、施設長さんからのお話にOKしてしまったのが事の始まり。話が進んで8月19日に、「朝イチ」での放映となりました。Cアミーユ柏高柳の建物全景がテレビに現れると私はもうドキドキ…各施設やモデルルームの紹介があり、編み物教室もよく映っていました。私もちょっと出させていただき、皺くちゃ顔には我ながらびっくりしました。恥ずかしくて恥ずかしくて…でもこの歳(86)でテレビに出させていただくなんて夢のようです。私には貴重な経験に、息子には良い形見が残せたと、関係者皆様に感謝しております。本当にありがとうございました。

 S様は、毎回この「家族の広場」を楽しみにされており、日頃からお読みになっています。ご自身でも「家族の広場」に何度もCアミーユ柏高柳での生活のご様子を投稿してくださっております。今回も、この1年でお孫さんの結婚式に参加されたり、趣味のご旅行に行かれたりと、Cアミーユでの自由な生活を楽しんでおられます。

 今回ご縁があり、NHKテレビ番組の取材を受け、S様もテレビに出演されました。「人生でこのような貴重な経験ができてよかった」と言ってくださり、私たちスタッフもとても嬉しく思います。

 今後もスタッフ一同、S様がより良く、楽しい生活を送っていただけるよう、見守っていきたいと思っております。

 

いつも心ニメロディーを ■そんぽの家S 植田西  M.H様 ご入居者様の声

 「鈴を転がす美声は今もって縁がない」

 物心ついた頃から家には古いオルガンがあり、指一本で一人歌っていました。童謡、唱歌そして軍歌も沢山覚えました。主人の転勤で夢のような音楽会にも行くことができました。

 年をとり、二人揃ってCアミーユ植田西にお世話になりました。昨年からは一人となり、週一回の合唱クラブを楽しんでおります。年も声も様々、歌も流行歌だったり童謡だったりと、先生のピアノについていきます。ピアノを弾く先生も大変そうです。でもあっという間の一時間で大満足しています。

 ハンドベルも少しずつ慣れてきましたが、たまについうっかり間違え、口を押えた自分にあきれている今日この頃です。

  M様はいつも、他のご入居者様のお話の聞き役となっておられます。そのお陰でM様が参加される合唱クラブは常に笑顔で満ち溢れ、私たちスタッフもずいぶん助けられております。ご投稿文にあるように、新しいことに挑戦される前向きなお姿も素晴らしいと思います。私たちへさりげない優しいお言葉をかけてくださるなど、M様のお人柄はCアミーユ植田西の癒しの象徴でございます。

  思い返せば、ご主人様とここCアミーユ植田西にご入居された当初の慎ましいお二人のお姿は、まさにおしどり夫婦そのものでした。そのご主人様が昨年ご逝去され、当時のM様の心痛には、私たちスタッフもおかけする言葉も見つからず、ただただ見守るしかありませんでした。しかしM様は、前向きに日々の生活を送ることで、ご自身で悲しみを乗り越えられる強さをお持ちでいらっしゃいました。やはり昭和の厳しい時代を生きてこられたからこその強さだと、改めて考えされられました。

  これからもM様が、ご不安なくCアミーユ植田西での生活をより楽しんでいただけますよう、スタッフ一同精一杯お支えしてまいります。

スペイン村バス旅行 ■そんぽの家 松阪   ご入居者様の声
◆K.T様
最初は行かないつもりでいましたが、当日朝、急に行くことにした私を皆さんが良くしてくださり本当に嬉しかったです。旅行先のスペイン村は良かったのですが、雨降りだったのが残念でした。乗り物(アトラクション)に子供たちと乗せてもらって一緒に楽しませてもらったことが一番印象的でした。また皆さんと一緒に楽しく参加したいです。                 
                             
◆S.S様
雨降りだったのが残念でしたが、皆さんと楽しく過ごせ、行って良かったです。また来年も参加したいです。
                               
◆T.T様
旅行が好きなので、本当に楽しく、行って良かったです。また行きたいです。
                               
◆M.K様
以前一度行ったスペイン村ですが、雨だと雰囲気が全然違っていました。晴れていればもっと楽しめたと思うと残念です。食事は皆さんと形態が違ったので、同じ食事を楽しめなかったことが心残りです。それでも楽しく過ごせたので、また行きたいです。 
                               
◆K.S様
久しぶりのバス旅行でした。雨降りでしたが、窓の外に見えた景色がすごくきれいで感激しました。子供が小さい頃には遊園地にも行きましたが、日本ではない異国の情緒があるスペイン村には驚きました。昼食は、「パエリア」という焼き飯のようなご飯で、美味しくいただきました。着ぐるみのキャラクターと握手もして、ボールの曲芸も見ました。本当に楽しかった一日でした。ありがとうございました。
                               
◆O.M様
スペイン村へ向かうバスの中では昔の歌をみんなで歌って楽しかったです。中に入ると外国のような景色で驚きました。昼食はおいしく全部いただきました。色々な乗り物にも乗って体験できて面白かったです。今回、参加しなかった友達にもお土産を買って帰りました。ありがとうございました。
 
◆I.F様
ありがとうございました。お陰様でバスも酔わず楽しく行ってきました。いろいろなものを見せていただき、急に動き出したりしたので驚きました。お世話していただく方がいい方でしたので楽しかったです。お世話をおかけいたしましてすみませんでした。今後ともよろしくお願いいたします。
                              
◆N.Y様
楽しい日帰り旅行でした。また、時々お連れしていただければ幸いでございます。バスの中が楽しいです。お世話をおかけした職員様に深く感謝申し上げます。
                               
◆K.C様
雨で残念でした。でも、きれいなパレードを見られてとても良かったです。お昼のごはんは少し硬かったです。今度は天気の時に行きたいです。
                               
◆M.T様
朝から雨でがっかりしたけど、みなさんと一緒に行けて良かったです。人混みは苦手で心配していましたが、案外混んでいなくて静かに散策できて良かったです。見聞も広められたし、無事に帰って来られて何よりでした。また、ぜひ参加したいです。いい企画をお願いします。ありがとうございました。
                               
◆H.T様
以前訪れた時に比べ、ずい分整備されていたので驚きました。生憎の雨でパレード等、屋外の催しが見学できなかったのは残念でしたが、屋内の数々の催しの中、幻想的な“くるみわり人形”を眺めながら運行する乗物にうっとりし、また、立体的なファンタジーワールドに驚かされたりとしばし童心にかえって楽しみました。悪天候の上、限られた時間という制約の中で体験できたことも限られましたが、昼食のパエリアも珍しく、非日常的な一日の中で少しばかり異国情緒にも触れて、気分転換になりました。
それにしても緻密な計画と当日雨の中、私達のためにぬかりなく付添ってくださったスタッフの方々に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
 
 

  毎年恒例のバス旅行で、今回はスペイン村へ行きました。当日はあいにくの雨で、計画していたパレード見学はできませんでしたが、車椅子のままでも乗ることができる汽車に乗ったり、3D映像を楽しめるアトラクションを体験したりされ、普段とは違うご入居者様の表情を見せていただくことができました。来年も喜んでいただけるような旅行を企画したいと思いますので、ぜひご参加ください。

 

人生いろいろ ■そんぽの家S 植田西  K.Y様 ご入居者様の声
 立春とは、名ばかりの厳しい寒さが続きますが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと思います。Cアミーユ植田西へ入居して、1年7カ月。月日の過ぎること早いものです。申込みの際、息子は唯急ぐばかり、私の気持ちも答えずに動揺するばかりで拒んでいました。
 
 25年前、脊髄炎を患い大病にて7か月、第二日赤病院にお世話になりました。その後、先生のお陰ですっかり健康になり、今でも同じ先生にお世話になっています。
 
 Cアミーユ植田西への申込み一週間前に、年齢のせいでしょうか急に歩くことができなくなり、息子が急いで申込みいたしました。ちょうど良い部屋に入居できまして、感謝しています。スタッフの方々も非常に優しい方ばかりで唯々脱帽のみです。
 
 自宅は自営業で、数十年会社の事務に携わり、老体に鞭打って頑張ってきました。毎日訪れて下さる税理士、銀行の担当の方々と社会的な世間話等出来る喜びは、私の生き甲斐でもありました。今回息子の嫁にバトンタッチ。淋しい限り、これも宿命です。
 
「光陰矢の如し」
 
 過去のことは走馬灯のように過ぎ、遠い昔となって思いが残るばかりです。今回、新しい住所に変わり、アミーユの皆様方と共に仲良く残りの人生を大切に過ごしたいと思っています。
 
 入居して障害用の電動車椅子を提供していただき、近頃少し慣れまして、注意しながら活動しています。九十路坂を越え、こんな記事を記載させていただき恥ずかしいばかりです。ご繁読くださいませ。
 
 

  K様のお部屋をご訪問させていただくと、本来であれば私たちスタッフから発せなければならない「ありがとうございます」というお言葉を、必ず笑顔で先にお声がけくださいます。そんなK様のお姿を拝見させていただき、私は人の謙虚さと何事にも感謝することの大切さを学ばせていただいております。

  食堂でも常に周りの方に気配りされ、お一人でお食事をされている方にさりげなくお声をかけられるなど、私たちも本当に助けられています。先日は同じご入居者様数名と、近くのレストランへランチにお出かけになられました。ご帰宅された際、「本当に楽しかったわ。それに美味しかったし」と楽しそうにお話ししておられたお姿が印象に残っています。

  今回のご投稿を拝読させていただくと、様々なご心痛がある中、笑顔を忘れず日々前向きに生活を送っておられることは、私たちスタッフにとって何にも代え難い喜びでございます。余談ではありますが、私の母も70歳まで父と共に造船業を営んでいました。廃業してからは生活のハリがなくなったと落ち込んでいましたが、今は自分の趣味を見つけ、いきいきと生活しております。生活の糧となるべくものが変わった時、別の楽しみを見つける大切さ、というものを改めて実感いたしました。

  「先憂後楽」という言葉がありますように、これまでお仕事に尽力された人生をお過しになってこられたK様の、第二の人生がここCアミーユ植田西で充実した時になりますよう、スタッフ一同精一杯お支えしてまいります。

 

力を合わせた作品 ■そんぽの家 浄心  M.S様 F.T様 T.I様 O.S様 M.S様 ご入居者様の声
 初秋のある日、アミーユ浄心のご入居者様に、スタッフからのご提案で秋の飾り作りを行ってきていただきました。
 
◆T.I様
 前はよくこんなことやってたわ。また時々こうやってできたらいいね。手先を使うから頭がシャキッとする
 
◆F.T様
 楽しかった。遊ばせてもらえて良かった。ありがとう
 
◆M.S様
 色々考えてデザインしてくださって、丁寧に準備してくれたからできました。私はただそれをなぞっただけ。ありがとう。
 
 
 

  「きれいに貼ってくださってありがとうございます」と声を掛けると「こちらこそありがとう。十五夜の絵かな。上手くできたね!」と皆様嬉しそうなお顔で仰っていただき、ご提案してよかったと心から思いました。

  何か皆様と一緒にできることは無いかと考え、貼り絵なら楽しんでいただけるのではないかと思い、作成を決めました。準備中は少し不安もありましたが、実際に行ってみると、皆さんとても真剣に、でも楽しそうに参加していただけたようで「本当にやって良かった」と私たちも嬉しく思いました。

  そんなに大きな作品ではありませんが、アミーユ浄心の皆様の共同制作ということで、中部エリアで行われた「アミーユ作品展」にも出展させていただきました。会場に展示されているのを見て、作品を作られた皆様にも喜んでいただけたようです。またこれからもこういった機会を設けられるように企画してまいりたいと思います。 

 

わくわく家族ツアー  滋賀ぶどう狩り旅行記 ■そんぽの家S 池下  I 様 ご入居者様の声
8月25日に参加された【わくわく家族ツアー・ローザンベリーでのぶどう狩り】の感想をご本人様と振り返りながらインタビューいたしました。
 
―お申込みされたきっかけは何でしたか?
I 様/「ここ数年は、旅行には出かけておらず最初で最後と思って参加を決めました。何日も前から楽しみにしていました。お天気が心配でしたね」
 
―出発する時は台風の影響もあり雨脚が強く心配でしたね。でも名神高速に差し掛かる頃には小雨になっていましたし、休憩に止まった養老SAでは清々しい山々が見れましたね。
I 様/「伊吹山に高山植物を見ながら散策した時のことを懐かしく思い出しました。本当にこんなに近くで見れて嬉しかったわ」
 
―ローザベリー多和田農園に着くと、青空も見え始め、蝉の合唱とヒマワリが出迎えてくれましたね。昼食はどうでしたか?
I 様/「新鮮な旬のお野菜いっぱいで、さっぱりした味付けのバイキングはついつい食べ過ぎてしまい、梅ゼリーは2個もいただいてしまいました。盛り付けも綺麗で少しずつ多くの種類が食べられて満足でした。コーヒーも美味しかったわね」
 
―昼食の後は電気自動車に乗り、いよいよ農園ハウスでのぶどう狩りでしたね。
I 様 : 「残暑が厳しかったけど、風は高原の涼しさが心地よかったわね。名古屋ではお目にかからない、とっても甘いブドウがプランターに植えてあり、ずいぶんと立派な枝ぶりには驚きましたよ。果物とは思えない位の甘さでお菓子みたいでしたね。」
 
 
―今回の夏のバス旅、十分楽しんでいただくことができましたでしょうか?
I 様/「久しぶりの大きな観光バスでの移動にちょっと疲れてしまいましたが、素晴らしい山並みを見ることができたこと、とても甘いぶどうが堪能できたこと、バスの道中でおしゃべりできたこと、あっという間に一日が過ぎてとても楽しかったです。夏の終わりの素敵な思い出が一つ増えました。無事に帰ってくることができて、ありがとうございました。」
 
―今後も楽しいわくわくツアーをご用意しておりますので、宜しければまたご参加下さい。お疲れ様でした。
 
文責 Cアミーユ池下職員 H
 

 

看取りを終えて ■そんぽの家 西淀川  H.Sさま ご家族様/H.H様 ご家族様の声

  一人暮らしの母親(当時93歳)は、救急搬送された病院の医師に施設へ入居することを勧められました。そこは、歩いて3分、走って1分のアミーユ西淀川でした。母の自宅近くの介護センターへ相談に行き、介護認定を受ける段取りを行いました。その場でアミーユ西淀川についても調べてくださったので、帰宅後相談に行き、入居となりました。そして、幻覚や幻視で職員の方々には苦労をおかけしましたが、“レビー小体型認知症”も薬で改善可能な場合もあると知りました。

 昨年の6月に高熱が出て、食事もできなくなり、水も飲めなくなりました。病院へ入院することになり、“延命治療”について聞かれましたが、“不要”と誓約書にサインすると、食事ができるようになるまでは入院することになりました。長期の入院ともなれば別の施設へ転院する…という話もありましたが、アミーユ西淀川は“看取り”が可能ということで、2週間での退院となり、そこからは職員さんの苦労が始まりました。

夜中でも母に何かあると「倒れてしまわれましたが、今はもう大丈夫です」と連絡をしてくれたり、食事が進まない時でも「メン類なら食べられそうですね」と、別途コンビニまで買い出しに行ってくれたり…噛み込みが悪い時には介護食に変更してもらったりなどしました。そのおかげもあって脅威的に回復した時期もありましたが、2カ月後の朝、意識がないと電話をもらい急いでかけつけました。少し生温かい腕の脈は、もうありませんでした。

 3年半近くの入居の中で、母の望んだ旅立ちであったと思いました。葬儀では“ふっくらとした美人顔”と言ってもらいました。トップの力量と指導力で、変わる会社の組織と内容。不安の中、病院へ同行してくれた看護師さん、いつも気遣い、経緯を話してくださった、T女職員さんの方々に看取られ、感謝感謝です。私は本当に良い施設に巡り合いました。そして、後の片付けの帰り際に、入居者のS女さんより「仲良かったんよ」等のお悔やみの言葉を貰い、私は「入居先をここに決めたのは間違いではなかった」と自分なりに納得もし、お袋からの最期の“贈り物言葉”を聞かせてもらった気がしました。

 この度はご家族様から心温まるお手紙を頂戴し、スタッフ一同、心より嬉しく思います。そして、H様と最期までご一緒できたことに、とても感謝しております。

 H様と接する中で、私たちは多くのことを学びました。少しずつ嚥下の状態が低下してこられても、一生懸命にゼリーを飲み込もうとされているお姿は、私たちにとって大きな力となりました。ご家族様には、H様の食事量や体重の変化、日々のご様子を気にかけていただき、お忙しい時でも足をお運びいただきました。ケアの方法や補助具等についても積極的にご検討くださり、ご家族様のご協力に感謝の気持ちでいっぱいです。

 これからも、H様やご家族様から頂戴した勇気を糧に、私たちの手を必要としてくださる方々のために、精一杯お支えしてまいりたいと思っています。本当に、本当にありがとうございました。

俳句 ■そんぽの家S 神戸上沢  ペンネーム/S.R様 ご入居者様の作品
・寒柝の 遠ざかりゆき 増寒さ
 
・賀状書く ユーモレスクを聞きながら
 
・年玉や孫の婿どのよき婿よ
 
・歌留多会 母在りし日の 熱気ふと
 
・初場所の 綱の白さよ 土俵入り
 
・仲良しの 句友三人 春炬燵
 
・優曇華や 俳句は麻薬かも知れず
 

  S様は、ご入居前からの生活も自立されており、お元気な方でいらっしゃいます。ご自身で今後のことを考え決められて、入居に至りました。

  Cアミーユ神戸上沢へのご入居にあたり、引越業者との打ち合わせ、荷造り、そして入居当日は交通機関を利用して移動されるなど、全てをお一人で対応されました。そのようなこともあり、ご入居当初は気が張りつめて疲労が蓄積され、倒れて病院に搬送されることもありました。

  今現在ではCアミーユでの生活にも慣れ、周辺のこともご自身で調べて出かけておられます。「ゆっくりと過ごしたいのよ」とのことでしたが、ある日、いつも購読している新聞社に戦争時代の話の企画を伝えるとそれが採用され、Cアミーユ神戸上沢の面談室を利用して打ち合わせをされていました。翌日、S様から「部屋を借りたそのお礼に、昔習っていた俳句をここの家族の広場にも提供します」と言ってご投稿くださりました。「家族の広場」は毎月欠かさず読んでくださっています。

  これからもS様にはいろいろなことをご自身で決めていただき、なおかつ謳歌していただけるように、私たちもお支えしていきたいと思います。

 

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